『神戸市こども家庭センター』を視察

2023年08月22日更新
2023年8月7日(月)神戸市こども家庭センターを視察しました。
 本年6月神戸市西区にて6歳児遺棄事件が発生し、児童虐待の事実や市が対応すべき48時間ルールが守られていなかったことなどが明らかとなっています。これまで神戸市では、児童虐待防止対策のひとつとして児童福祉司を増員するなどしてきましたが、今回の事件を受け再度現場の視察と意見交換を行いました。
(参加議員:伊藤めぐみ議員、諫山大介議員、かじ幸夫議員、木戸さだかず議員)

 本年2月に移転・開設したこども家庭センターは、明るく整然としておりユニット化した居住スペースもプライバシーが守られている状況が確認できました。また一時保護されたこどもたちも移転前の施設よりも落ち着いて過ごせているとのことで、整備の効果が確認できました。

 一方で、西区の児童遺棄事件で明らかになった48時間ルールについては、すべての事案で厳守できるかは現場では非常に難しい問題となっていることも分かりました。またここ数年こどもたちが一時保護される理由について、非行によるものは減り、虐待を受けた事案が増えているとのことでした。施設の定員は50名ですが、一時保護が定員を超えることもあり一時保護の厳しい現状も確認できました。
 児童虐待では、世代間の負の連鎖も課題と言われており、トラウマケアなどしっかりした対策についても意見交換することができました。

 今回の事件については、今後検証委員会で検証されることになりますが、再び悲しい事件が発生しないよう私たち議員団としても取り組み強化・体制強化に全力を尽くしたいと考えています。

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