2023年09月07日更新
2023年9月4日(月)15時30分より、自立援助ホーム子供の家を視察しました。
(参加議員:川内清尚議員、よこはた和幸議員、伊藤めぐみ議員、やのこうじ議員、木戸さだかず議員、諫山大介議員)
運営は「社会福祉法人 神戸真生塾」が行っています。義務教育終了後、何らかの理由により家庭で生活できなくなった児童や、児童養護施設を退所し働かざるを得なくなった原則として15歳から20歳までの青少年が、社会で生きていくための準備をするための施設です。
自立援助ホームでは、仲間と共同生活(個室での生活)のもと、基本的には仕事に通いながら、職員の援助を受けつつ自立に向けての生活を送り、退去後も職員が仕事や生活の相談にのるなど、継続した支援を行っているとのことです。
現在男子6名、女子10名の16人が生活をしており、大体入居して1年くらいで退居することが多く、今までに約130人を送り出しているとのことでした。入居の打診は年間約80件あり、12年前からは委託措置も行っているとのことでした。
施設の視察では、動線・安全対策・衛生管理が行き届き、家庭的な温かみのある青少年が落ち着いて生活ができる場所だと感じました。
その後の質疑応答では
・令和6年度から年齢制限が20歳になるが、可能な限り年齢制限撤廃が望ましい
・アフターケアも含めて、職員は変わらないほうが良い
・このホームは、全国で唯一自治体と民間との連携が取れている
・成人前に退居すると住宅の賃貸契約などが困難なことがある
・児童養護施設内にも一時保護所が必要
など、様々な意見をいただきました。
ホームに入居している青少年が一日も早く自立できるよう、私たち議員団としても更なる環境整備に向けて取り組んでいきたいと思います。