2014年05月16日更新
5月15日(木)、京都ノートルダム女子大学の佐藤純先生をお招きし、精神に「障害」のある人とその家族への支援についての研修会を行いました。
日本では、高齢者や失業、子育てなどについて家族が責任を持つべきという考え方が強くあります。
そのため、精神に障害のある人やその家族は、病気そのものよりも支援がないことや社会に理解がないことへの苦しみの方が大きいのです。また、家族は自分の人生のほとんどを障害のある本人のために費やしている、という現状があります。
本人と家族を「ひとつの家族」とみて支援をする必要があるのではないでしょうか。
イギリスのバーミンガムでは、訪問支援を中心とした支援システムと高い家族支援技術(メリデン版訪問家族支援)などにより支援が行われています。
日本でも家族団体が技術導入に向けた取り組みを進めていますが、私たちも国や神戸市への働きかけ等を行っていきます。