2014年06月10日更新
6月9日(月)に危機管理室の課長、係長と合同で勉強会を実施しました。
グリーフとは"悲嘆"を意味し、昔から葬儀や服喪によりグリーフケアが地域や親類といった人間関係の中で行われていましたが、現在はそういった機能も低下してきています。
また災害や事件事故はいつ起こるかわかりません。私達は突然に被害者となることもあるのが現実です。
突然に起こる喪失体験に寄り添って支援するグリーフケアは、震災を体験した神戸市民だからこそ持っている力を発揮して取り組めると考えます。
神戸市では、平成25年3月に神戸市犯罪被害者等支援条例が公布され、被害者支援に関して市民及び事業者にも取り組む責務が求められるようになりました。
医療現場や介護といった医療福祉関係の方をはじめ、死別に直面する職業、教育、消防といった専門職はもちろん、市民なら誰もが必要なのがグリーフケアです。
今後も、より多くの方にグリーフケアを知っていただき、講座や研修を通して、他者支援が出来る人材を増やせるように取り組んでいきます。