2016年7月28日(木)政策ビジョンの一つである『世界の中の神戸』の一環として、JICA関西国際センターへ調査に行きました。
(対応者 大西靖典所長、田和正裕次長、飯田学業務第一課課長、加藤健市民参加協力課課長)
(参加議員:藤原議員、池田議員、大井議員、川内議員、川原田議員、岩田議員、平木議員、人見議員、永江議員)
JICAの仕事は、以前は途上国の人々を対象にした研修の実施やJICAボランティアの募集などが主でしたが、近年は関西にある「いいもの」を途上国の発展のために活用し、NGO、地方自治体、大学をはじめとする教育機関、そして民間企業と、様々な場所や方法で協働しているそうです。
所長が勤務していたタイやバングラデシュ、タンザニアでの具体的な様子もお聞きしました。
例えばタイでは、日本の円借款などで、バンコク国際空港、バンコク地下鉄、首都高速、チャオプラヤ川橋梁群の工事など日本企業やゼネコンが協働し、現地の経済活動に貢献しているそうです。
所長から「なぜ、日本は途上国を支援するか」との話がありました。日本は1次エネルギー自給率は4%と海外のからの輸入農産物で支えられております。また戦後復興や阪神淡路大震災や東日本大震災時には世界の国々から援助を頂きました。
世界への恩返しとして、途上国への支援は続けなくてはならないとのことです。
日本の援助方法は「いずれは現地の人の自助努力で完結できるよう、現地に寄り添って行う」方式のため、とても時間がかかるが、近年そのやり方が評価されてきているそうです。
発展途上国で様々な活動を行った経験や情報がJICAにはあります。
さらに、技術協力や資金協力に加え、日本の皆さんを途上国に繋ぐ様々な支援ツールを持っています。
お聞きしたお話も踏まえて「世界の中の神戸」を意識し、神戸がJICAとも連携しながら世界に貢献し、ともに発展できるよう私たちも取り組んでいきたいと思います。
もっと「JICAを使って下さい」とのことでした。