2023年07月24日更新
2023年6月19日(月)落合中央公園(須磨区)の現状と課題について学ぶため、兵庫県立大学大学院緑環景観マネジメント研究科の平田富士男先生を講師としてお迎えし、落合中央公園を育てる会のみなさんにもご参加いただき、研修会および現地視察を行いました。
(参加議員:よこはた和幸議員、伊藤めぐみ議員、諫山大介議員、やのこうじ議員、かじ幸夫議員、木戸さだかず議員)
須磨区にある落合中央公園は、名谷駅北側に位置し大規模なニュータウン開発以前の緑地がそのまま残された貴重な緑地帯であります。
現在、落合中央公園を育てる会や落合池探検隊といった市民活動も行われており、地域住民にとって愛着のある場となっています。
その一方で、神戸市では今後の整備方針についてはまだ定まっていない現状にあります。
こういった現状を踏まえ、育てる会のみなさんとも意見を交換し、公園の現状と今後についてを考えるため調査を行いました。
今回の研修会を通じて、
・江戸時代には確認できている落合池が現存しているものの、積年の土砂流入により水面が草で覆われてしまっている状況である事。
・子供たちの自然観察の場としても利用されているにもかかわらず、水鳥が飛来しなくなっているなど自然環境の保全の面で課題を抱えている事。
・駅のすぐ近にこのような里山の自然環境が残された地域は全国的にも例がなく、希少価値の高い場所である事。
といった事を改めて認識しました。
また現地調査の際取り組みの一つであるコバノミツバツツジの挿し木を体験し、市民活動されている方々の公園への熱意を感じました。
神戸市では、PFI方式の導入など落合中央公園の今後のあり方を検討中ですが、貴重な自然環境をしっかり保全していけるように、われわれ議員団としてもしっかり取り組んでいきたいと思っています。